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パソコン・スマホ時代の毛様体筋と外眼筋の緊張をほぐすリラックス方法

目は近くを見るようにはできていない!?

これまで生活のなかで近くを見る機会というのは、

・テレビを見る
・本や新聞を読む


といったことに限られていましたが、この10年ほどでこの2つに加えて、新たに

・パソコンを見る
・携帯(スマホ)


といったことが加わったのは、私たちの生活の変化をみても明らかですよね。問題なのはパソコンやスマホはテレビや本・新聞に比べて、より目との距離が近くなり、時間を忘れて没頭して長時間見続ける傾向があるということです。

当然、目に対しては、より大きな負担と緊張を強いる原因になっています。

メガネやコンタクトをしている人にとっては、遠くに焦点をあわせた度数(矯正視力で1.0以上)で、パソコンやスマホを使うというのは目にとってかなりの負担になります。そのため、近点作業用に度数の弱いメガネをつくり、状況にあわせて使い分けべきということが最近ではいわれだしていると思います。

コンタクトレンズの場合は、こうした使い分けができませんから、毎日、1日が終わるころには目が疲れてどうしようもない状態になっている人も多いと思います。メガネからコンタクトレンズに変えると視力低下が進むということもこれと無関係ではないでしょう。

ものを見るときには、「視線を動かし」て、対象物に対して「焦点をあわせる」という2つの筋肉を使います。見る対象に眼球を向ける筋肉が「外眼筋」であり、ピントを合わせるレンズの役割を果たす水晶体の厚さを調節するのが「毛様体筋」です。

目にとっては遠くをみているほうが自然な状態(弛緩状態)です。

対象物が近くにあればあるほどピント調節のためにかかる目の筋肉への負担が大きくなり、さらに近くを見続ける時間が長ければ長いほど、視線とピントを維持するために筋肉に流される血流も阻害されるので、より目が疲れることになります。

ピント調節の役割を果たす毛様体筋は、自律神経がコントロールしているので近くを見るという目にとっての緊張状態が続くと自律神経に影響が出る可能性もあり、自律神経失調症に影響するという眼科医もいるぐらいですから、夢中になってパソコンやスマホの画面を長時間見続けるというのは目にとっても体にとっても最悪なんです。

「目の緊張状態をほぐしてあげる」ことが疲れ目対策の基本中の基本ですが、パソコンやスマホ時代の疲れ目対策にはよりきめ細やかな対策が必要になります。

・スマホやパソコンの画面から2~3分に1回、視線を外す習慣づける
・10分に1回、遠くと近くを交互に見る毛様体筋のストレッチを行う
・1時間に1回、眼球を上下左右斜めと大きく動かして外眼筋のストレッチをする


テレビゲーム時代の疲れ目対策は、1時間に1回、目のストレッチをするといいといわれていましたが、パソコン・スマホ時代の今では10分に1度です。仕事にはもちろん、暇さえあればスマホやパソコンをしている状況なので、これぐらいは意識しておかないといけないのかもしれません。

同じ姿勢でいると肩が凝るように、ずっと同じところを見続けていると目の筋肉も固まってしまいます。そのため、たとえ挙動不審と思われても目をキョロキョロさせて目の焦点の位置を変えるということが目の負担を減らし、緊張をほぐすためには役に立ちます。

それから目が疲れたときには、温かいタオルや冷たいタオルを目の上に当てると気持ちがいいというのはご存じだと思いますが、疲れ目を回復させるには血流を良くする必要があるので温めるのが効果的です。

疲労回復効果が一番高いのはサウナに行く人はよくご存じだと思いますが、温→冷→温→冷を繰り返すことです。これが一番、血流がよくなりますし、疲労物質も出ていきます。

ただし、この温タオルで目の疲れを癒す方法ですが、その後にまたパソコンやスマホなど目を緊張させることををやってしまうと、何もしなかった場合に比べてむしろ目の疲れを増してしまうといわれています。

そのため、日中や仕事中は毛様体筋と外眼筋の緊張をほぐすストレッチを行い、仕事終わり、または1日の終わりに温タオルや冷タオルで目をいたわるというのが理想といえます。