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目のぼやけの原因は眼球の巨大化がもたらす窮屈病かも?

「目がぼやける」「二重にみえる」といった症状は、通常ならば疲れ目であるケースがほとんどですから、目薬やツボ押しなどで対処し、睡眠をとれば解決するものです。

しかし、目薬やメガネなどでは改善できない謎の目のぼやけやかすみがあります。そのひとつがる眼球が巨大化することによる「窮屈病」。何らかの原因で眼球が大きくなりすぎて、骨の中で眼球が窮屈になるため、目の筋肉の動きが制限されて目がズレてしまうものです。

たけしの家庭の医学SPでおそらくはじめて知ったという人が多いと思います。

目がぼやけたり、かすむという場合、目に異常がなければ基本的に脳に問題があるといわれます。なので、眼科医で異常がないといわれても。脳のMRIを撮ると腫瘍ができていたりと目がぼやける原因がわかったりするものですが、窮屈病にいたっては目にも脳にも原因が見当たらないので謎の病気だったみたいなんですよね。

それがあるとき窮屈病の発見者で名づけ親である岩倉先生が、患者のMRI画像に共通する目の筋肉の位置のズレを発見し、眼球の巨大化が目がぼやけたり、二重に見える原因だと突き止めたわけです。

この窮屈病も他の目の病気と同様に根本的な治療法はないみたいです。特殊なプリズムメガネで目のズレを補うか、目の筋肉を動かす手術でマシにはなるようですが。

眼球が大きくなることの弊害はほかにもあって、有名なのは近視とそれがもたらす合併症です。ほとんどの人にとっては窮屈病よりこちらのほうが身近な話題です。

思春期以降、視力が落ちる人が多いんですがその原因のひとつが眼球の成長で、もともと人間の目は遠視の傾向があるんですが、眼球の成長に伴って徐々に正視に補正されていきます。

しかし、もともと正視に近い状態(遠視の程度が弱い)と、眼球の成長にしたがい正視に補整される段階で近視になってしまう可能性が高くなります。これはピント調節機能が低下した屈折性近視とはまるで別の目の構造が近視になってしまう軸性近視というもので、この軸性近視になるとレーシックなどの手術以外では裸眼視力を取り戻すのは難しいです。

逆にいえば屈折性近視であれば、目のトレーニングをしたり、ピント調節機能をサポートするカシスなどを摂取すれば視力は回復する可能性があるということです。

視力でいうと0.1を割るような強度近視になるとそのほとんどが軸性近視になっていると考えたほうがいいです。メガネやコンタクトなしでは生活できないほど、視力が低下してしまっているわけですが、それだけに留まらず眼球がラグビーボール状に引き伸ばされてしまっているため網膜が薄くなっており、障害を起こしやすいという特徴もあります。

見えないし、合併症のリスクが高いしで、踏んだり蹴ったりなんですね。

強度近視は失明原因のTOP10に入っているように経過観察が不可欠な状態です。窮屈病も怖い病気ですが、近視に対しての細心の注意も怠らないようにしたいものです。